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20年前に「アメリカでブルゴーニュのような繊細なワインを作ろう!」と思い、実際には2002年からワインを作り始めました。
最近になってやっと自分の畑を持つようになりましたが、始めた当初は、ブドウはずっと(他から)買っておりました。

その時期でも他のワイナリーとは違う「こだわり」を 持っておりました。
普通アメリカではブドウを重さで買い取ります。「●●トンでいくら」という形が多いのです。
フリーマンの場合は収穫されたブドウの重さ(何トンか)ではなく「ここからここまで」と、畑の中でも特に立地のよい場所を選び、とれるブドウがその年多くても少なくても収穫量によらず、●●ドルで買い取るという契約をします。

つまり、重さに比例して金額を払うわけではございません。
農家は、より沢山のブドウを作ろうとせず、ブドウの房の数を減らすなどして、よりクオリティの高いブドウを作ることに専念、協力してくれるわけです。

私どもも、畑に何度も足を運び、常に生育状態を見て、リクエストをします。また、収穫のお手伝いもするんですよ。


畑は、ワイナリーの土地に8エーカー(1エーカー:4,047平方メートル)、お隣町に15エーカー持っています。

基本的に、フリーマンは1エーカーから2トン、収穫の多い年で3トンのブドウ生産、収穫量を目安としています。他のワイナリーでは1エカーから7〜8トンもブドウを実らせるところがありますので、フリーマンでは収穫量が少ない分、ブドウの凝縮感とクオリティの良さが違います。


かつてセバストポルは「寒すぎてリンゴしか実らない土地」とされていました。
それでも、この気候でも涼しい気候を好むピノノワールとシャルドネなら育つと考えた人たちが、ブドウを植え始めたところ、見事に育ち、今ではリンゴ畑がどんどんブドウ畑に変わってきております。

20年前にキスラーの方々がピノノワールを植えたのが最初と聞いております。フリーマンのブドウ畑のひとつは、キスラーの畑と隣合っています。

ソノマの西側は、とても涼しい地域なのですが、その中でも、私どもの畑は、特に涼しい地域(グリーンバレー地域)にございます。

こちらは海〔太平洋)に近いため、朝夕に海からの風が入り、ものすごく霧が出て温度が下がります。このため日中と夜との寒暖の差が大きく(夏場は、昼間は華氏90度(摂氏32度)で、夜は華氏50度(摂氏10度)くらいになる)そのためブドウの味が凝縮します。


一般的に多くのアメリカ人の好むピノノワールワインは、私の好みから言うと、ちょっと過激なといいいますか、力強い味です。
多くのワイナリーでは収穫は、葡萄が熟し切るまで行いません。だいたい糖度が30度になるまで待ちます。

フリーマンでは、収穫の目安を糖度24度としており、葡萄の酸味がまだちゃんと残るうちに、収穫します。
そのため、複数のワイナリーと契約している畑では、まずフリーマンの葡萄を収穫し、10日くらい経ってから他のワイナリーが収穫するような感じすね。
フリーマンでは(酸味と凝縮感の)バランスのよい、繊細でエレガントなワインを作りたい思っているので、収穫の時期がとても大切です。

またワインを成熟させるためのオーク樽はすべてフランスのものを使っています。
毎年30%が新しいもの、30%が1年もの、30%が2年ものとし、3年経ったら大手のワイナリーさんにお売りしています。

ピノノワールのクローン(接木をしてぶどうの良さを改良していく)は、畑によっていろいろなのですが、、、一貫して(ブルゴーニュなどの)デジョン系のクローンを使用しています。クローン同士の組合せによってもだいぶお味が変わってきますので、その辺りはブレンドの楽しさがあるように思います。


現在リリースしているヴィンテージは、2006年です。シャルドネだけ2007年をリリース中です。
2007年のピノ・ノワールのフリーマンは(まだリリース前ですが)突出して美味しいワインになると確信しております。また、今の段階では、2008年のシャルドネが突出して美味しい年になるかと思います。ワインは生き物で、樽の中で刻々と変化しますので、まだ未知数ですが。



私はどこで造られたどんなワインでも美味しいものであれば飲みますが、高級ワインと言われるものの中には、このお値段でこの品質では・・と思うようなものが少なくなく、これならカリフォルニアでもっとお値段に相当する美味しいものができるだろうと思っておりました。

私がワイン作りを始めたきっかけと言うのは「自分が美味しいと思えるエレガントなワインが作りたい」という思いからなのです。 実は典型的なアメリカのシャルドネ(フランスのものとはかなり違う)もどちらかと言えば苦手でして、夫がワイナリーを始めたいと言いました時にも、「私が納得するシャルドネで良いのなら作ってもいい」と申しました(笑)。

フリーマンのワインは、ちゃんと酸味の残っている最高の状態で葡萄を収穫し、新樽の使用比率を抑え、極力手を加えず『葡萄の美味しい味をそのままワインの中に生かすこと』を心掛けています。

僭越ですが、日本人である私が(繊細な味覚をもつ)日本人に合ったワインを作っていると自負しておりますので、日本のお食事にもぴったりマリアージュするかと思っております。それは、和食という意味ではなく、日本人の好む食事や味という意味で申し上げています。
  アキコズ キュベ   ロシアン リバーズ ヴァレー   リョウフウ(涼風)   ソノマ コースト  
  初ビンテージからずっと作り続けられている『アキコズ キュベ』。フリーマンのオーナー&スタッフがブラインドテイスティングで常に美味しいと評価する。アキコ氏による樽違いのワインをブレンドする力は素晴らしいの一言!  

ロシアンリバーズヴァレーの肥沃で成熟したテロワールの証となる素晴らしい味わいの1本。ロシアンリバーズヴァレーに位置する3つのブドウ園のワインをブレンドして、より複雑で完璧な仕上がりになっています。

  2007年ヴィンテージは、今までのフリーマンのシャルドネで突出して美味しいものになりました。熟したフルーツの香りとミネラルの絶妙なバランスが口いっぱいに広がります。数年寝かしてより複雑な味わいを愉しむのも、すぐに開けて絶妙なバランスを愉しむのも、お好み次第の逸品です。   深いベリーの香りとスパイシーさと、香ばしいオーク樽の香りが絶妙に交ざりあい、口に含むと驚くほどの柔らかい口当たりでしょう。しかし、飲み頃は2016年頃です。もっと早く開けるのであれば、デキャンタージュされることをお勧めします。  
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